1.球の公称直径(Dw):
一般的に球の寸法を示すために用いられる直径の値。
2.球の単一直径(Dws):
球の実際の表面に接する二つの平行平面間の距離。
3.球の平均直径(Dwm):
球の最大単一直径と最小単一直径の算術平均値。
4.球直径の変動量(Vdws):
球の最大単一直径と最小単一直径の差。
5.球面誤差(Tdw):
任意の赤道平面内において、最小二乗球と同心の最小外接球および最大内接球との最大半径距離。
6.球ロット(球批):
同一の製造条件下で製造され、一つの単位として扱われる一定数量の球。
7.球ロット平均直径(Dwml):
ロット内で最大の球と最小の球の平均直径の算術平均値。
8.ロット直径の変動量(Vdwl):
ロット内の最大球と最小球の平均直径の差。この定義はG3からG200等級の球にのみ適用される。
9.球ゲージ値公差(St):
特定の球ゲージ値によって変更される球ロット平均直径の範囲。
10.ゲージ間隔(Ig):
球の公称直径が変化する際の間隔。
11.球等級(G):
球の寸法、形状、表面粗さ、および選別公差の特定の組み合わせ。
12.球ゲージ値(S):
球ロット平均直径と公称直径との差。この値は、あらかじめ定められた系列の一つの値である。
13.球ロットゲージ値偏差(△S):
球ロット平均直径から公称直径および球ゲージ値の和を引いた値:
ΔS=Dwml−(Dw+S).
14.硬度:
特定の試験方法により測定される圧入に対する抵抗能力の値。